褒めるの魔力

2020年12月14日

このブログを今読んでいる方で、褒められるのが嫌な人はいますか?

ほとんどの人が褒められると嬉しいと思います。今日はこの『褒める』ことの重要性、そしてコツをご紹介していきます♪

最近では色んなビジネス書なんかにも、ギバー(Giver)とテイカー(Taker)の話がよく記載されていますよね。つまり、与える人に人は集まり、求める人から人は離れると言われています。

例えば、毎回会うたびに1万円くれる人がいるとどうですか?会いたくなりますよね。逆に毎回会うたびに1万円求めてくる人には会いたくないじゃないですか。もし財力に余裕があるのならば、毎回1万円渡してみると、あなたは常に人に囲まれると思います。

まあちょっと例えが極端すぎて実際にはあり得ない話をしてしまいましたが、、(笑)

何が言いたかったかというと、『もしもあなたが「ギバー」であればあなたの周りには人が集まり、あなたが「テイカー」ならあなたの周りからは人が離れる』ということです。かといって、人に会うたびにお金やプレゼントを渡すわけにもいきません。そこでお金をかけなくても与えれるものがあるんです。

それが、

褒める

なのです。

褒めるは1円もお金をかけずに相手にプレゼントすることができます。

 そもそも褒めるのは何のため?

日本人は、評価をする際に減点方式で物事を見てしまうそうです。つまり、良いところではなく、欠点ばかりに目がいってしまう傾向があります。例えば、あの人は鼻毛が出ているから~とか、あの人は何々をしてくれなかったから~とか、欠点にばかり目を向けてしまう人はあなたの周りにいませんか?

欠点ばかりに気付くのではなく、人の良いところを見る癖をつけて、そこを褒める。そんな与える人になっていきましょう!

考えてみてください。どうしてお金を払ってまで、キャバクラやホストクラブに行くのでしょうか。あの空間には『褒めのプロ』がいるからに他なりません。つまり人はお金を払ってでも『褒められる』ことを求めているのです。

逆に言えば、この「褒める」スキルをマスターしたとき、あなたは目の前の人を褒めるだけで「Giver」になれます。そう考えると、「褒める」ことが重要なコミュニケーションスキルの1つであることがわかります^^

ビジネス本の金字塔であるデール=カーネギー著の「人を動かす」にも、褒めるの重要性が何章にもわたり記載されています。

例えば、「人を変える9原則」の「原則1:まずほめる」という項目があります。

われわれは、ほめられたあとでは、苦言もたいして苦く感じないものだ。

P267

人を動かす
 

このように、まず相手をほめておくのは、歯科医がまず局部麻酔をするのによく似ている。もちろん、あとでガリガリやられるが、麻酔はその痛みを消してくれる。

P274

人を動かす

人を変えるための第1原則として、何ページにもわたり記載されていることからわかるように、『褒める』ことは絶大な威力を発揮します。

ビジネスの場でも、一緒に仕事をするパートナーや、後輩を褒めることで、上手くモチベーションを上げ、仕事が捗るようにすることも仕事の一環です。褒めることで仕事のパフォーマンスがあがれば、後輩はぐんと成長し上司であるあなたの評価にも繋がるでしょう。

 

褒めるためのコツ

褒めるの重要性はわかったけれど、実際どうやって褒めたらいいかわからない、目の前の相手を褒めるのは恥ずかしいと感じる方も少なくないでしょう。

そこで、ちょっとしたことですが、褒めるためのコツをお伝えしていきます。

それは相手の内面をほめることです。女性に対して、外見(見た目)を褒めても、女性にとっては挨拶のようなものです。『かわいいね』は、『おはよう』みたいな感じのようです。(笑)

大切なのは、相手の内面について褒めることです。

例えば『この時計、素敵ですね』というのではなく、『この時計を選ぶあなたのセンスが素敵ですね』といわれるとどうでしょうか。嬉しさがいつもと違いますよね。

他にもネイル、髪色、カバン、アクセサリー、香水など女性はたくさんのオシャレに気を遣っています。だからこそ、その女性が言われて嬉しい言葉で内面まで褒めてあげることを意識しましょう。『そのアクセサリーめちゃくちゃオシャレだから、○○ちゃんの雰囲気にぴったりだね』と言われると、アクセサリーだけでなく、自分まで褒められている気になってくると思います。

ビジネスの場でも、営業成績を達成したり、何か特別な出来事があった時だけしか褒めていないでしょうか?褒めるというのは特別なことに対してだけではありません。相手の結果を褒めるのでなく、『君がいると職場が明るくなるよ』や、『君は将来会社を引っ張っていくような存在になるだろうな』といった相手の行動や、相手の行動を褒めるよう意識しましょう。

いつも何気なくやっている行動だけれども、役立っている後輩の行動をしっかりと見つけて褒めてあげましょう。

 

何より大事なのは場数!!

「褒める」のコツを少しだけご紹介しましたが、一番大事なのは実践なのです。とにかく繰り返し繰り返し目の前の人を褒めてみてください。テクニックばかり先行して、『こういう場合はどう褒めるんだっけ?』とならないよう、上記のようにシンプルに『相手の内面を褒める』ことだけに注力してみてください。

最初は恥ずかしくて上手く褒められなかったり、急にどうしたの?と言われることが多々あるかと思います。また、どれだけ今まで人に興味がなかったか、良いところをみようとしていなかったか、気付くチャンスにもなると思います。

逆に言えば、とにかく『褒める』の場数を踏めば、これからは人の良いところをみようと思うと、どんどん人に対して苦手意識がなくなっていくと思います。

何事も今までやっていないことにチャレンジするのは心に負荷がかかりますが、この『褒める』スキルを身に着ければ、ビジネスの場でも、恋愛の場でも怖いものはなくなるでしょう。

人の良いところしか見れなくなったら最高だと思いませんか。

ぜひ皆さんも『褒める』を毎日の生活でどんどん実践してみてください^^

Posted by welcome